演奏曲一覧

混声合唱組曲「紀の川」

声合唱組曲「紀の川」は森川隆之先生が1986年に発表された合唱がない「序」と合唱が含まれる1~6楽章からなる混声合唱組曲です。

 

青森出身の作曲家・川崎 祥悦先生の合唱曲「紀ノ川」という曲もありますが(むしろこちらの方が有名でYoutubeに大量に動画があります)私たちの合唱団は森川隆之先生に敬意を表して、混声合唱組曲「紀の川」を和歌山『第九』合唱団の第1回夏のコンサートのメインの曲に据えました。

 

混声合唱組曲「紀の川」は紀の川の源流となる奈良の大台ヶ原で生まれた「しずく」が谷を流れ、吉野、橋本、かつらぎ、粉河と流れていく様と、紀の川沿いの戦いの歴史や川のおそろしさも歌い上げています。そして最後に川は海にたどり着き旅が終わる雄大な曲です。

曲の中には、根来寺や六十谷橋などが登場し、紀北筋の紀の川が流れる風景や歴史を偲ぶことができます。

 

編集履歴

2025年3月6日 追記と画像表示サイズ変更

 

 

2025年03月01日

独唱、混声合唱、クラリネット、ピアノのための組曲「紀州路」

作曲家・團 伊玖磨(だん いくま)さんが作曲した日本の道シリーズの第2弾の曲です。全8曲の組曲となっています。

この方だれ・・?と思う方もいるかと思います。1964年の東京オリンピックで演奏された「オリンピック序曲」や「NHKラジオ体操第2」、童謡の「ぞうさん」「おつかいありさん」「やぎさんゆうびん」などの作曲を手がけています。

 

クラシックから童謡まで幅広い活躍をされているなか、この「紀州路」は男性ボーカルグループ・ダークダックス用に書き下ろされた楽曲で、LPレコードで1980年に発売されています。CDが音楽メディアとして最初に販売されたのが1982年ですが、このレコード自体は発売後にCD化はされておらず、全曲を聴くにはレコード一択です。(「新宮の海」のみ、ぞうさんが選ぶ『我ら60年の歩み』にCD収録あり)

 

そういう訳で、レコードを購入し、プレーヤーも購入して聴きました。(多分40年ぶりくらいのレコード鑑賞)

ぷつぷつといういまのデジタルでは入らないノイズがいい味出してます。

序の曲から聴き進めて思ったのが、練習中の曲とイメージが違う!ガチの合唱とはちがってちょっとポップス調。

でもこれはこれでいいなぁ、と思いながら聴いていました。

何度か聴くとやはり、混声四部と男声コーラスとは音域も異なるし、楽しかったです。

 

さて、ダークダックス用に書き下ろされた楽曲を独唱と混声合唱にしたこの曲ですが、合唱曲ではめずらしく序の唄、中の唄、終わりの唄という、物語に花を添えるような閑話休題的な曲が含まれているのと、楽譜にもあるように各楽曲ナレーション付きです。(このあたりが歌謡曲ぽい)

楽譜を初見した時は「な、ナレーション・・・!」とびっくりしました。レコードでも朗々とダークダックスでバス担当の遠山一さんがナレーションを担当しています。私たちの演奏会ではどのようになるのかそこも楽しみの一つです。

 

「紀州路」という楽曲名ですが、各楽曲のタイトル通り、どちらかというと南紀にスポットが当てられた曲が多いです。

いまでは、JRの紀州路快速など電車のイメージですが、元々は大阪と和歌山を結ぶ2つの道を併せた言葉です。

 

「紀州街道」

  当時の大坂高麗橋~堺~孝子峠~北島を通る和歌山城下町起点の参勤交代ルート。

「紀伊路」

  大坂・摂津~雄ノ山峠~布施屋駅付近から南下、御坊付近で海岸沿いへ出、中辺路の国道311号を経由して熊野三山へ至る参詣道ルート

 

紀州街道が和歌山城を起点にした北上するための参勤交代ルートのため、この「紀州路」も和歌山の曲として考えるのであれば、南紀特化になっているのは納得できるのかもしれません。ちょっとしんどいですが。ここまでの考察をして作曲されたかは真偽不明です。

 

楽曲の内容は、以下の通りです。

1.前奏-紀州路のための序の唄
2.新宮の海
3.清姫
4.紀州路のための中の唄
5.中辺路
6.高野路のお歯黒トンボ
7.那智の鈴虫
8.紀州路のための終りの唄

 

先に説明した街道を通り、熊野へ至る順、ではなく序の唄の次の2曲目からいきなり「新宮の海」へ行きます。

そこから熊野・高野へ向けて北上するような流れです。このあたりも南紀特化、と言われるゆえんでしょうか。

曲調は全体的におだやか、ゆったりで、5曲目にあたる「中辺路」が少しアップテンポで楽しい曲です。

前述のダークダックスをご存じの方はおわかりいただけると思いますが、人の声のハーモニーの聴かせどころが多い楽曲群です。

 

2026/04/19 加筆・訂正・画像サイズ調整

 

 

 

2026年04月17日